経済・政治・国際

薄型パネル業界

先週は毎日のように新聞紙上をにぎわせた。薄型パネル業界の再編成の記事。紙上ではある種、当社が主役として扱われた。97年に国内初の50インチプラズマを発売したが、2000年に入ってから松下の資金力と企業力にモノを言わせた価格攻勢に遭い、いまや全世界金額シェアがたったの5%。しかも事業としては100億円を超える大赤字。生産枚数も松下の900万枚に対し、たったの48万枚。

そこで、選択した道はプラズマパネルの自社生産からの撤退。そして他社から供給を受ける、あるいは共同開発し、それをもとに組み立てるというビジネスモデルに変更する。自社生産を止めるのは社長にとっては苦渋の選択だったに違いないが、従業員の雇用確保、リソースの再配分を行い、薄型パネル事業の収益を2010年3月期に黒字転換させる。もう一歩もあとにひけない最終の選択をし、それを7日に記者発表した。新聞には正式発表の前から連日のように報道されたが、そのおかげ、投資家は黒字化のめどがたったという好印象を抱き、連日の大商いとともに株価は1200円を超えた。

私は別の事業に携わっているが、この事業とて安泰を約束されているわけではない。車を取り巻く環境の変化や将来予測は決して楽観できないものだからだ。そんな中、私に異動の内示があった。4月1日付で営業統括グループの責任者をやれというものだ。現職で来年度の実行プランを考えていたときであっが、一方で約6年になる現職の長さも気にしていたときだった。だから、そろそろとは思っていたが、まさかの営業統括。ここは今もっとも重要な職責を担う。これからの変化、あるいはすでに起きている変化に対する当社のさまざまな対応を決めて実行しなくてはならない重要な部門だからだ。もちろんやりがいはあるし、自分がいままで現場から要望していたことを今度は自分で決めて、現場に実行を指示できるわけだ。6年前現職に就いたとき以上の武者ぶるいを感じた。

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白い恋人

なんか残念な事件が報道されています。北海道の石屋製菓です。「白い恋人」の賞味期限を故意に一ヶ月先の日付にしていた、またバウムクーヘンの一部から黄色ブドウ球菌、アイスキャンディからは大腸菌群が検出され、店頭から自主回収を始めたそうだ。TVのニュースでも棚から消えていく映像が放送されていた。

石屋製菓は白い恋人で有名な北海道の老舗。お土産にたくさん買っていく人がいる。ボクも札幌時代、家族全員が大好きなお菓子で、お土産ではなく自分たちのためによく買って食べたものだ。また、「チョコレートファクトリー」という名の見学できる工場を持ち、有料ながら3回くらい遊びに行った。なかでも、ミントンやウェッジウッドなどの有名陶器類を数多く展示し、ファクトリーというより、キャッスル(お城)のような、時代錯誤的な(19世紀的な)派手さ、豪華さは目を見張るものがあった。思いっきり飛んでたし、0分になると踊りだす大きな「からくり時計」も今の時代とは別の空間を作り出し、まさに夢工場というべきものだった。

だからとっても残念だ。何でこんなことまでしなきゃならないんだろう。北海道ではミートホープ社が自己破産に追い込まれたばかりだったのに、自浄能力はどこにもないのだろうか。石屋製菓もミートホープ社と同じ道を歩んでしまうのだろうか。「白い恋人」は一体どこに行ってしまうのか...。

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